【富山】家庭用電気自動車充電器の選び方やコンセントの設置方法を解説

コンセントとケーブルで充電するタイプ

コンセントとケーブルを用いた充電は、電気自動車の充電方法として最も手軽で安価な選択肢です。既存のコンセントが利用出来る場合は工事費用を抑えられ、持ち運び可能なため外出先でも充電できます。ただし、他の充電方法と比較すると充電速度が遅い点は留意が必要です。

屋内・屋外どちらにも設置可能で、コンセントは約1万円、ケーブルは約7万円で購入できます。コンセントの新設が必要な場合は別途工事費用が発生します。

富山にお住まいの方で、特にアパートやマンション、充電設備が整っていない賃貸住宅にお住まいの方にはおすすめの充電方法です。しかし、コンセントの容量によっては専用回路の増設が必要となる場合もあるため、電気工事事業者への相談をおすすめします。

壁掛けタイプ

壁掛けタイプの家庭用電気自動車充電器は、ケーブルが一体型となっているため使い勝手が良く、見た目もすっきりとしたスマートな印象です。高性能な機種であれば、タイマー設定や充電量の確認といった便利な機能も搭載されています。設置場所については、屋内・屋外どちらにも対応可能です。価格は17万円から30万円以上が目安となります。

富山にお住まいの方、特に一戸建て住宅にお住まいの方には、壁掛けタイプがおすすめです。ガレージやカーポートに設置することで、雨風から充電器を守り、快適な充電環境を実現できます。富山の冬は積雪が多いため、屋根付きの設置場所を検討すると、より安心です。

スタンドタイプ

スタンドタイプの充電器は、家と駐車場が離れている場合に最適な選択肢です。屋外設置を前提とした設計で、耐久性にも優れています。価格はスタンドのみで4万円から、コンセントタイプで10万円から、ケーブルで7万円から、一体型で30万円からとなっています。富山にお住まいの方で、駐車場が自宅から離れている場合や、複数の電気自動車を所有している場合は特に便利な選択肢と言えるでしょう。

設置場所の確認と注意点

充電器を選ぶ際には、設置場所の確認が重要です。ケーブルの長さ（5～7.5m）を考慮し、車の充電ポートに無理なく届く位置に設置する必要があります。また、配線ルートも確認し、壁の貫通工事が必要かどうかを検討しましょう。富山では冬季の積雪や凍結も考慮し、安全な場所に設置することが大切です。

コストと機能のバランス

コスト面では、充電器本体の価格だけでなく、設置工事費も考慮する必要があります。高性能な充電器は価格も高くなりますが、出力変更やスマートフォンでの充電管理などの便利な機能が搭載されているため、長期的な視点で検討することをおすすめします。

充電時間の短縮

200V充電の最大のメリットは、充電時間の劇的な短縮です。100V充電と比較すると、その差は歴然です。

表の通り、200V充電は100V充電と比べて約3倍の速さで充電できます。毎日EVを使用する場合でも、夜間の充電で朝には満充電となり、日中の利用に支障がありません。100V充電では、満充電までに丸一日以上かかる場合もあり、日常生活での利用に不便が生じる可能性があります。

200V充電設備の設置

家庭に200V充電設備を設置するには、いくつかの条件と設備が必要です。

200V電源の確認

まず、自宅に200Vの電源供給がされているかを確認する必要があります。多くの家庭では、エアコン用に200Vの配線がされているため、これを利用出来る可能性があります。確認方法は分電盤を確認するか、電力会社に問い合わせることで確認できます。

専用コンセントとブレーカーの設置

200V充電を行うには、専用のコンセントとブレーカーの設置が必須です。これらの工事は必ず専門の電気工事事業者に依頼しましょう。費用は工事内容や設置場所によって異なりますが、10万円程度が相場です。

充電器の選定

200Vに対応した充電器を選びましょう。充電器には、コンセント一体型、壁掛け型、スタンド型など様々な種類があります。設置場所や予算、必要な機能に応じて最適な充電器を選びましょう。

他の充電方式との比較

公共の急速充電器は短時間で充電できますが、利用料金が高く、設置場所も限られます。また、充電待ちが発生することもあります。家庭用200V充電は、初期費用はかかりますが、ランニングコストを抑えながら、毎日の充電を快適に行えます。自宅でいつでも充電出来るという安心感は、EVライフの大きなメリットと言えるでしょう。