役立ちブログ 2025 NO2

暖房機器の安全な使い方
冬になるとエアコンや電気ストーブ、こたつなどの使用が増えますが、これらの電気製品のトラブルや事故も多発します。安全かつ快適に過ごすために、次のポイントをご確認ください。
(1)定期的なメンテナンス・清掃
- 特にエアコンはフィルターにホコリが溜まると効率が低下し、無駄な電力消費や故障の原因となります。
- 電気ストーブやこたつも、ホコリによる発火を防ぐため、毎シーズン開始前にしっかり掃除しましょう。
(2)プラグとコンセントの自己チェック
- 暖房機器のプラグやコードを抜き差しする際、焦げ跡や変色、熱を持っていないか確認しましょう。
- 差し込みが甘い、グラグラする場合は使用を中止し、早めの交換をおすすめします。
(3)長時間の連続使用を避ける
- 電気毛布やヒーターの長時間連続使用は過熱による火災リスクを高めます。切タイマーやサーモスタット機能を上手に活用してください。
ブレーカー容量・配線の注意点
冬場は暖房機器の同時使用が多くなり、“突然ブレーカーが落ちた”というトラブルもよく耳にします。また、古い建物ほど配線や分電盤の劣化による危険も増します。
(1)ご家庭・事業所の契約容量を見直す
- 複数の電気機器を同時使用した際にブレーカーが頻繁に落ちる場合、分電盤の回路構成や契約容量が現状に合っていない可能性があります。
- 必要に応じて容量増設や回路追加のご相談をおすすめします。
(2)タコ足配線の危険性
- 延長コードやマルチタップの多用は過電流や発熱、最悪の場合発火のリスクがあります。暖房機器のように消費電力が大きいものは、できるだけ直接壁のコンセントに接続しましょう。
(3)分電盤・配線の点検
- 築年数が経過した建物では、配線やブレーカーが劣化していることがあります。配線の被覆が剥けていたり、分電盤が古かったりする場合は、専門業者による点検や改修が必要です。
万が一に備え、ブレーカーや配線のトラブルがあった際はご自身で対処せず、必ず専門業者へご連絡ください